よくあるご質問

お客様より寄せられた商品に関するご質問やサービス全般に関するご質問をまとめています。

塩ビ管をTS継手のどこまで差し込めばよいですか。

管端面から1/3ℓ〜2/3ℓです。

TS接合は継手の受口をテーパにして、接着剤による塩ビ膨潤と塩ビの弾力性を利用したものです。接着剤を管と継手に塗れば、その表面に(図-1)のように厚さ約0.1mmの膨潤層ができ、この層で管は流動的に差し込まれます。差し込み後、管と継手の各膨潤層がからみ合い接着面を一体化させます。接着代長さと耐圧強度の関係について試験した結果から、接着剤を塗布しない状態での挿入長さ(ゼロポイント)に継手受口ℓの約1/3をプラスした位置まで挿入すれば実用上充分な耐水圧強度があることが確認されています。TS接合における挿入代は、TS継手の受口長さ(ストッパー)まで挿入することが望ましいですが、パイプ及び継手寸法の許容差を考慮すると、ゼロポイント長さに表2の接着代長さを加えた長さから表1のストッパーまでの長さであればよく、必ずしも継手のストッパーまで挿入する必要はありません。但し、接着剤の乾燥等で入らない場合は接合部を切断し、新しいソケットを使用して再度接合し直します。接着剤塗布前に管を継手に差し込んでみるのはゼロポイント確認のためです。この場合の挿入長さは管端面から(図-2参照)
1/3ℓ〜2/3ℓになる管と継手との組み合わせが標準的です。接着剤の塗りすぎにご注意ください(ソルベントクラックが発生し破損する恐れがあります)。低温下での施工は、溶剤蒸気が蒸発しにくく残存しやすくなるため、注意が必要です(ソルベントクラックが発生し破損する恐れがあります)。配管後養生中は、管の両端を密閉せずに開放して溶剤蒸気を除去してください。養生中、送風機(低圧仕様のもの)で配管内を通風したり、接着剤が硬化した後に配管内を満水にて水洗することでより効果的に除去することが可能です。

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